家庭での事故 どう防ぐ

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家庭での事故 どう防ぐ

質問内容

7ヶ月の息子は2日前、おもちゃを誤って食べそうになりました。子どもの事故を防ぐための家庭での注意点を教えてください。

広島市小児科医会の藤江篤志先生が答えます。

 子どもの死因の中で、不慮の事故は常に上位を占めます。2009年度の統計で1歳以上では1位。1歳未満では4位ー。このことは、子どもの成長と密接に関係しています。
 例えば寝返りするようになると、ベッドなどから転落する事故が増えます。指でつまめるようになると、誤飲の頻度が増えます。つかまり立ちや、伝い歩きをするようになると、転んで頭を打ったり、浴槽に落ちて溺れたりして亡くなる子どもも出てきます。
 事故を防ぐには、子どもの行動を予測してあらかじめ準備をしておくことと、子どもから目を離さないことが基本になります。
 転落や転倒の防止には、ベッドや階段に柵を利用し、お風呂場には鍵をかけるなど、勝手に入れないよう工夫しましょう。
 誤飲はさせないことが一番です。危ないものは子どもの手の届かない高い所で管理しましょう。万が一、誤飲をした場合には、「吐かせた方がいいもの」「吐かせない方がいいもの」がありますので、「何を、いつ、どのくらい」誤飲したかを、かかりつけ医に電話で伝え、指示を受けてください。
 子どもの事故は親の責任です。家の中が子どもにとって安全な場所になるように、細やかな目配りをしてあげてください。

(参照元:中国新聞 2011.03.29 朝刊)


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