小5の息子が肥満傾向

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小5の息子が肥満傾向

質問内容

小学5年の息子は、学校の健診で「肥満傾向」と指摘されました。家庭でどのようなことに気を付けたらいいですか。

広島市小児科医会の藤江篤志先生が答えます。

 食生活が豊かになり外遊びが少なくなって、肥満傾向の子どもが増えているようです。解消するには、「食事療法」「運動療法」が基本で、気長に取り組むことを勧めます。
 まずは、今までの生活を見直してみましょう。子どもが無制限に食べたり飲んだりできる環境で、スナック菓子やジュース類の取り過ぎはありませんか。家の中でゴロゴロして体を動かしていないのではありませんか。
 成長期ですから、三度の食事をバランスよく取ることは大切です。今までたくさん食べていたのでしょうから食事の量を一度に制限すると、かえってストレスになるでしょう。食物繊維の多いものや低カロリーの食材などを上手に取り入れて献立を考えてあげてください。また、ゆっくりとたくさんかむと、少ない量でも満腹感が得られます。
 いきなり激しい運動をするのではなく、毎日続けられるようなことを心掛けてください。運動が苦手なら、お風呂掃除やお使いからでもいいです。親子で一緒に散歩するのもお勧めです。
 大人と違って子どもは身長が伸びていきますから、今の体重を維持すればバランスがよくなってきます。身長と体重のグラフをつけてみるのも、励みになっていいと思います。

(参照元:中国新聞 2011.06.07 朝刊)


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