風邪の予防方法は

トップ > スポットトップ > 教えてドクター > 風邪の予防方法は

風邪の予防方法は

質問内容

おじいちゃんから2歳の息子に風邪をひかせるなと言われます。風邪の予防方法を教えてください。

広島市小児科医会の森美喜夫先生が答えます。

 子どもは生後6カ月を過ぎると母親からもらった免疫がなくなり、風邪をひくようになります。0~5歳までの間にたくさんの風邪にかかり、たくさんの免疫を蓄積していきます。
 子どもの時期にかかっていないと大人になってかかり、子どもの看病ができなくなるかもしれません。子どもが風邪にかかるのはかわいそうですが、免疫を付けて風邪にかかりにくい体をつくっていくメリットがあります。
 保育園や幼稚園で風邪が流行した時に、はっきり熱を出す子と微熱程度で治る子がいます。この差は、主に免疫反応の個人差と考えられます。症状の強弱には、個人差以外に体力や栄養も関与しています。
 人間は朝起きて行動し、夜は寝ることで体の中のいろいろな仕組みが順調に働きます。体調をよく保つためには古くから言われている「早寝早起き」がとても重要です。バランスのよい食事、普段の運動も大切です。風邪にかかった時に軽く済むように、日頃から規則正しく過ごしましょう。
 マスクやうがい、手洗いも有効です。予防接種は、免疫を付けるためのものです。これからインフルエンザの季節。早めの接種をお勧めします。

(参照元:中国新聞 2011.12.13 朝刊)


ページトップへ戻る
Copyright© 2015 広島ライフネット hiroshima-life.net All Rights Reserved.