乾燥しやすい肌のケアは

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乾燥しやすい肌のケアは

質問内容

肌が乾燥しやすい冬。10カ月の息子は乾燥肌のようです。スキンケアの方法を教えてください。

広島市小児科医会の山本匡先生が答えます。

 皮膚が乾燥するとバリアー機能が落ちて、かゆみが起こりやすく、皮膚炎も生じやすくなります。特に、小さなお子さんはもともと乾燥肌のことが多いので注意が必要です。乾燥肌を放置しておくと、アトピー性皮膚炎の発症や悪化につながることもあります。
 寒くなると温かいお風呂は気持ちが良いものです。しかし長くお風呂に入っていると、皮膚表面の皮脂や角質の間にある脂質がお湯に取られてしまいます。長風呂は避けましょう。ナイロンタオルなどでごしごし洗うのもいけません。せっけんをよく泡立てて優しく手でなでるように洗ってください。
 寒くなるとエアコンなどの暖房器具を長時間使いがちですが、室内が乾燥しすぎないように気を付けましょう。湿度を測り乾燥しているようなら、加湿器の利用も有効です。
 それでも皮膚が乾燥するなら、保湿剤を塗る必要があります。あまり薄く塗ると効果がないですし、擦り込むと刺激になります。触ってしっとりするのが分かるくらいの量を優しく延ばしてあげてください。塗るタイミングはお風呂上がりすぐがよいでしょう。
 乾燥だけではなく炎症を伴っている場合は保湿だけでは不十分です。保湿剤を塗ってもかくのが治まらないときは、専門の先生に相談してみてください。

(参照元:中国新聞 2012.01.17 朝刊)


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