なぜ3歳で視力検査?

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なぜ3歳で視力検査?

質問内容

3歳になったら視力検査をした方がいいと聞きました。なぜですか。幼くても視力が測れますか。

広島市眼科医会の橋本克枝先生が答えます。

 3歳を過ぎると、大人と同じような視力検査がほぼ可能になるので、3歳児健康診査で生まれてから初めて視力を測ります。主に視力の異常を早く発見するための重要な機会になります。
 乳幼児期は視力が発達する大切な時期です。3歳から3歳半ぐらいにめざましく発達し、大人と同じように1.0ぐらいが見えるようになります。
 ただこの時期に、視力の発達を阻害してしまうような異常がある場合には、早く見つけて早く治療を始めないと手遅れになってしまうこともあります。だから、視力検査が必要なのです。
 広島県ではお住まいの各市町から、3歳6カ月頃に3歳児健康診査を受けていただくように書類が送付されます。この中に、家庭で片目ずつの視力検査する方法の説明書が入っています。
 家庭で視力検査をしてください。ちょっと難しそう、できているのかできていないのか分からない、ふざけてしまうなど、すんなりできにくいことがあるかもしれません。その場合は「まだ無理なのかな」とか「もう少し様子を見よう」と思わずに、眼科での視力検査を受けましょう。
 3歳になる前でも気になれば、他の方法による視力検査は可能です。眼科に相談してください。

(参照元:中国新聞 2012.02.24 朝刊)


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