急な発熱 受信の目安は

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急な発熱 受信の目安は

質問内容

10カ月の娘がいます。急な発熱のときの受診の目安を教えてください。

広島市小児科医会の森美喜夫先生が答えます。

 生後6カ月を過ぎると母親からもらった免疫がなくなってくるので、風邪をひくようになり、発熱もします。
 子どもの熱のほとんどが風邪に伴うものです。数日の経過で自然に解熱するのを待つしかありません。熱(38.5度以上)でしんどそうであれば解熱剤を使用してください。
 夜間に子どもの熱が上がったとき、救急病院にすぐ行くべきかどうか、悩む人が多いようです。ポイントは全身の状態です。
 早期受診が必要なのは「不機嫌が続く」「活気がない」「水分摂取ができない」などの場合です。生後10カ月なら熱でしんどそうな時に解熱剤を使用した後、少し遊んだり、眠ったりできれば、急いで受診しなくてもよいでしょう。
 日本小児科学会のホームページ「子どもの救急」発熱した場合の症状のチェックができ、その結果で、救急車、あるいは自家用車で救急病院に行くべきか、家で様子をみるべきかが判定されますので、受診の目安になります。救急病院へ行くとき持っていく物やおうちでの発熱時の看病のポイントも載っていますので参考にしてください。
 子どもはいつ発熱するか分かりません。6歳ぐらいまでは、解熱剤(座薬)を常備しましょう。

(参照元:中国新聞 2012.02.07 朝刊)


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