水いぼを取ったのにまたできた

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水いぼを取ったのにまたできた

質問内容

5歳の娘の水いぼを皮膚科で取ってもらいましたが、またできました。どうしたらよいですか。

広島市小児科医会の山本匡先生が答えます。

 水いぼはウイルス感染症で、潜伏期間は2週間から50日。ですから一度取っても、またすぐにできることがあります。
 患者のほとんどは幼い子どもで、免疫ができると水いぼは自然になくなります。数が少なく、皮膚炎や乾燥肌の問題がない場合は、取らずに様子を見るという選択肢もあるでしょう。
 しかし、アトピー性皮膚炎のお子さんは、皮膚のバリアー機能が低く、水いぼに感染しやすく、患部にしばしばかゆみを伴います。かくと水いぼが広がりますし、アトピー性皮膚炎も悪化してしまいます。また、入浴やプールなどで兄弟や他のお子さんにうつしてしまうこともあります。そのため、私は取った方がいいと思います。
 取っても一度でなくならないことが多いので、新しくできていないか、しばらくよく見てあげてください。
 水いぼの治療には、いろいろな方法があります。一般的には、ピンセットを使って取ります。引きちぎるのではなく、押し出すようにして取るのですが、それでも出血や痛みを伴います。
 痛みは、事前に麻酔のテープを貼って軽減することもできます。それ以外には、液体窒素による冷凍凝固や、硝酸銀ペーストの塗布、漢方薬の内服などの方法もあります。

(参照元:中国新聞 2012.03.27 朝刊)


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