小学5年の息子が花粉症に

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小学5年の息子が花粉症に

質問内容

小学5年の息子が花粉症になりました。子どもの花粉症対策を教えてください。

広島市小児科医会の福島典之先生が答えます。

 花粉症は花粉を抗原(原因)とするアレルギー性鼻炎のことです。2月から4月にかけてのスギ花粉症が有名ですが、5月ごろに飛散するヒノキ、6月ごろに多いイネ科植物のカモガヤやオオアワガエリ、9、10月ごろのヨモギやブタクサなどの花粉でも症状が出ることがあります。
 外遊びをする子どもたちは常に、このような花粉にさらされていることになり、花粉症になりやすいようです。花粉症の症状がある場合は、どの植物の花粉で症状が出るのかを病院で検査してもらい、知っておくことも重要でしょう。
 家庭でできる花粉症対策で最も大切なのは「抗原回避」です。スギ花粉の飛散時期には新聞などに飛散予報が出ています。大量の飛散が予測される日には外出を控えましょう。外出時にはマスクや眼鏡、帽子などを着用し、花粉を防御することが大切です。
 家の中に入る前には衣類に付着した花粉を払い落とし、さらに洗顔、うがいもするとよいでしょう。
 くしゃみ、鼻水、鼻づまりや目のかゆみなどの症状が強い場合には、耳鼻咽喉科を受診して薬を処方してもらいましょう。薬で眠気などの副作用が出ることもあります。副作用がる場合には医師とよく相談し、お子さんに合った薬に変更してもらうことが肝心です。

(参照元:中国新聞 2012.04.25 朝刊)


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