近視にならないために

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近視にならないために

質問内容

両親とも近視ですが、小学1年の息子は目が悪くならないようにしてやりたいです。家庭での注意点を教えてください。

広島市眼科医会の橋本克枝先生が答えます。

 近視の原因はいまだに解明されていませんが、遺伝因子と環境因子が複雑に絡んで起こると考えられています。目を使い過ぎると必ずしも近視になるとは限りませんが、近くを見ることが多い子どもの方が近視が多いという外国の調査結果もあります。近くを見るという環境因子はやはり、近視の発生や進行に深く関わっていると思われます。
 最近の子どもたちは、勉強、読書、テレビ、パソコン、コンピューターゲームなど近くを見る作業が多い生活を送っています。近視の発症や進行の予防法ははっきりと分かっていないのが現状ですが、近くを見るときに目に負担のかからない生活をすることが大切でしょう。
 正しい姿勢で読書や勉強をするようにしましょう。背中をまっすぐに伸ばし、目と本の距離を30センチぐらい離しましょう。コンピューターゲームは特に目に負担をかけるので40分以上は続けないようにしましょう。できればしないほうがいいでしょう。
 寝込んだり悪い姿勢で本を読んだりすることはやめましょう。部屋の照明は明るすぎたり暗すぎたりしないよう気を付けましょう。
 小学校へ入ってからではなく、読み書きを始めるところから気を付けるといいでしょう。

(参照元:中国新聞 2012.05.15 朝刊)


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