目薬嫌がる3歳の息子

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目薬嫌がる3歳の息子

質問内容

3歳の息子は目やにが出て目薬を処方されましたが、差すのを嫌がり困っています。

広島市眼科医会の橋本克枝先生が答えます。

 3歳くらいのお子さんに点眼するときに、一番注意していただきたいのは泣かないようにして点眼することです。泣いてしまうと、目薬が涙で薄まってしまったりと涙と一緒にこぼれて流れてしまったりして効きません。
 点眼が初体験の場合は、怖いと思ってしまい嫌がることがあります。そういう時は慌てないで、まず大人や兄弟が点眼のまねをしたり、お人形さんに点眼をして、怖くない、痛くない、平気だということを見せていただくのも一つの方法です。怖さが薄れて自然に遊びの中で点眼ができるように工夫しましょう。
 どうしても嫌がる場合には、お子さんの頭を両足で挟み、手が出たり起き上がれないようにやさしく固定します。点眼中に目を開けられない場合は、目頭の部分に目薬を落とします。そのままの姿勢で目を開けたり閉じたりしてもらうと、目薬が自然に入っていきます。お子さんが寝ている間に点眼しても大丈夫です。
 点眼前には手を洗ってください。爪が伸びていると誤って子どもの目を傷つけてしまうことがあるので短く清潔にしておきましょう。点眼瓶の先はまつげに触ると不潔になるので触らないように気を付けましょう。また目薬も飲み薬と同じで、点眼回数は医師の指示を守ってください。

(参照元:中国新聞 2012.07.10 朝刊)


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