新生児の暑い時期の過ごし方は

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新生児の暑い時期の過ごし方は

質問内容

赤ちゃんが生まれたばかり。まだ暑いですが、衣服、寝具、エアコン、外出など、赤ちゃんの過ごし方を教えてください。

広島市小児科医会の堂面政俊先生が答えます。

 もともと私たちには、自分の体温を一定に保つ機能があります。しかし、新生児や乳児期初期には、体温などのさまざまな調節機能が未熟です。  新生児が裸で快適と感じる温度は32度~34度。衣類を着けると約5度低くなるので、赤ちゃんが過ごす部屋などの環境温度は27~29度を超えないようにしましょう。  もちろん、衣類や布団の厚さにより調節が必要です。温度は60%を目安にしましょう。  日光浴は必要ですが、赤ちゃんの皮膚は薄く脆弱です。日差しの強い時間帯には直射日光を浴びさせないでください。ベビーカーは路面から距離が近く、大人よりはるかに反射熱を受けますから注意しましょう。  また、脳下垂体から分泌する成長ホルモンは、乳児の成長と発達に大きな役割を果たします。このホルモンは、午後9時~午前1時くらいの間に熟睡できていれば享受できます。一年を通して、この時間帯に熟睡しやすい環境をつくってあげてください。  最後に私は「朝シャワー」を皆さんに勧めています。暑い時期は夜中にたくさんの汗をかきます。どうせ洗顔をするなら、全身をシャワーで流してしまうのです。朝は忙しいと思いますが、ざっと流すだけでも立派なスキンケア。あせもやおむつかぶれのあるお子さんは、ぜひ試してください。
(参照元:中国新聞 2012.09.04 朝刊


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