4種混合ワクチンでどう変わる

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4種混合ワクチンでどう変わる

質問内容

6カ月の娘がいます。もうすぐ4種混合ワクチンが始まるそうですが、どう変わるのですか。注意点はありますか。

広島市小児科医会の森美喜夫先生が答えます。

 4種混合ワクチンは、不活性化ポリオワクチンと3種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳)ワクチンが一つになったものです。新しいワクチンへの移行期は接種スケジュールに注意が必要です。
 ポリオは、今年の春までは口からのみ込む生ワクチンでしたが、9月から不活性化ワクチンの注射に代わりました。そして、11月移行に4種混合がスタートします。
 ポリオの場合は、生ワクチンは2回の内服でした。不活性化ワクチンは初期3回と追加1回の計4回接種です。生ワクチンを既に1回内服しているお子さんは、不活性化ワクチンを3回接種します。1回目に不活性化ワクチンを接種したお子さんは、11月以降も不活性化ワクチンの接種を続けることになっています。
 4種混合は、10月末までにポリオも3種混合も接種していないお子さんが対象です。3回と追加1回を接種します。
 しかし、このたび、生ポリオ、不活性化ポリオ、4種混合のポリオワクチンの効果に互換性があることが報告されました。不活性化ポリオと3種混合を別々に接種しているお子さんも4種混合を接種することが可能になるかもしれません。市町村やかかりつけ医師にご相談ください。

(参照元:中国新聞 2012.10.30 朝刊)


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