突発性発疹とは

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突発性発疹とは

質問内容

1歳の息子が発熱して受診したら、突発性発疹だろうと言われました。どんな病気ですか。

広島市小児科医会の山本恵先生が答えます。

 突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルス6型、7型の感染により発症します。生まれて初めて突然の高熱に慌てて受診する親御さんも多い病気です。
 40度近くまで熱が上がりますが、子どもは比較的機嫌が良いことが多く、食欲もあり、鼻水やせきなどの風邪症状がないのが特徴。3、4日で熱が下がり、その後、全身に赤い発疹が出ます。
 発熱中に発疹は出ませんし、すぐにそれと分かる検査方法もありません。受診しても「突発性発疹でしょう。様子をみましょう」と見立ててもらって終わります。特効薬はなく、薬も処方されません。高熱でぐずるようであっても、解熱剤を渡されるにとどまります。
 意気込んできたご家族は、歯切れが悪い説明ーと感じるかもしれません。でも、時間が薬の病気。こじらすことはほとんどないので、あまり心配しなくても大丈夫です。
 下痢があれば、離乳食をやめ、水分を十分に取ります。熱性けいれんを起こすことがありますので、家で安静に過ごしましょう。けいれんは数分で止まりますので、その後に受診してください。
 3日以上発熱が続くときはもう一度受診してください。発疹は3、4日で消えます。解熱して元気なら、外出してもいいですよ。

(参照元:中国新聞 2011.03.22 朝刊)


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