脱水ってどんな症状?

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脱水ってどんな症状?

質問内容

3歳の娘が発熱したとき、小児科医から「脱水に注意しましょう」と言われました。そもそも脱水ってどんな症状ですか。

広島市小児科医会の山本恵先生が答えます。

 脱水は、体の水分とミネラルが不足した状態のことです。
 病気のときは、食事量や飲水量が少なくなって水分が不足しがちな上に、発熱による発汗で水分が体から多く出ていくため、脱水になることがあります。
 特に子どもは、のどの痛みや不機嫌などで、極端に飲み食べが悪いことがあります。体の総水分量も大人より少なく、脱水に注意が必要です。
 脱水の症状は、元気がない▽顔が青白い▽口の粘膜が乾いている▽皮膚の張りがない▽尿量が少ない-などです。脱水が進むと、ぐったり▽泣いても涙が出ない▽目の周りの皮膚が黒ずむ-などの症状が出てきます。
 脱水なのか、病気でしんどいのか判断がつかず、不安になるご家族も多いです。普段の体重より乳児で5%、幼児で3%以上体重が現象していたら軽度脱水と考えて、ご家庭で経口補水療法をお願いします。
 薬局などで販売している経口補水飲料を、体重10キロ未満の乳児で1回60~120ミリリットル、10キロ以上の幼児で1回120~240ミリリットルを3~4時間の間隔で飲ませてください。いつもの時間にご飯が食べられたら中止します。
 全く水分を取らずに脱水が進めば受診が必要です。点滴は針を刺す時に痛みと怖さを伴いますので、できれば避けたいものですね。

(参照元:中国新聞 2011.11.22 朝刊)


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